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アベマキ

和名:アベマキ
所属:ブナ科 コナラ属
学名:Quercus variabilis Blume
特性:落葉高木で樹幹は直立する。樹皮は灰黒色で厚く、コルク層がよく発達しており、老木は10cm位になることがある。葉は有柄で互生し、卵状狭長楕円形、先は短鋭尖頭、もとは円形で縁に針のような鋸歯がある。上面は緑色で、下面には淡黄褐色の毛を密生する。雌雄同株。雄花穂は新枝の基部から多数垂れ下がり黄褐色である。雌花穂は新枝の葉腋に通常1個つく。堅果は球形で褐色を呈する。
分布:本州(山形、長野、静岡県以西)、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国、インドシナ半島に分布する。
用途:材は建築材、器具材、杭材、椎茸原木などとする。樹皮の外皮から製造するアベマキコルクは弾力があり、熱や液やガスを通さず容易に腐ることなく強く軽い特性があり、ビンの栓、コルク板、防音、防虫用など広く利用される。種子からは澱粉をとる。たまに庭木にする。
備考:一名コルククヌギ。クヌギに似ているが、コルク層がよく発達するから名づけられたものである。
開花時期:5月
果実成熟期:翌年の10月
写真

アベマキの葉

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