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アオギリ

和名:アオギリ
所属:アオギリ科 アオギリ属
学名:Firmiana simplex (Linn.) W.F.Wight
特性:落葉高木。樹皮は緑色で平滑である。1年生枝は太く緑色で帯黒色の斑紋がある。葉は大形で扁円形をなし互生し、長い葉柄によって枝先近くに集まり浅く3~5裂し、もとは心臓形で縁には鋸歯はない。枝先に大きな円錐花序をつけ、多数の小さな花を開く。果実は5個の分果となり、放射状に開出し、乾いたさやで成熟前に裂開して舟状となり、縁にいくつかの球状の種子をつける。種子は球形である。
分布:琉球、台湾、中国、インドシナの亜熱帯(まれに暖帯)に分布する。しかし、本州(伊豆半島、紀伊半島など)、四国、九州の沿海地方に半自生状態のものが見られる。
用途:材は器具材、下駄材などとし、葉はタバコの代用に使われることがある。種子は食用とする。木は庭園、街路などに植えられる。
備考:向陽地を好み、成長が早い。アオギリは青桐の意で、葉がキリの葉に似ていて、樹皮が緑色だから名付けられた。
開花時期:6~7月
果実成熟期:10月
写真上:
写下下:

アオギリの花

アオギリの葉

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