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イタヤカエデ

和名:イタヤカエデ
所属:カエデ科 カエデ属
学名:Acer mono Maxim.
特性:落葉高木。樹皮は暗灰色で平滑、老木は浅く縦裂する。1年生枝は鮮褐色で、冬芽は濃紅紫色をなす。葉は細く長い柄により対生する。葉身は扁円形で5~7裂し、基部は心形で上面は無毛、下面は短毛があるが、少なくとも脈腋に毛がある。裂片は三角形または披針形。小枝の先に散房花序を出し、緑黄色の小形の花を開く。果実には毛はなく、翼と共に褐色に熟する。
分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、樺太、中国の温帯に広く分布する。
用途:材は建築材、器具材、楽器材など広く用いられる。樹液からシロップなどを作る。糖液はタバコの香料にも使われる。木はときに庭木とされる。
備考:種類にオニイタヤ外17種程がある。和名のイタヤカエデは「板屋カエデ」の意で、葉がよく茂り、板で屋根をふいた屋根のようになることから名付けられたものである。
開花時期:4~5月
果実成熟期:9~10月
写真
イタヤカエデの葉

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