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更新日:2010年6月1日

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自然探訪2005年6月 ツミ

ツミ タカ科(Accipiter gularis

日本で最小のタカで、オスではヒヨドリよりやや大きいくらいしかない。メスはオスより一回り大きいものの、それでもハトより小ぶりである。写真はオスで、印象的な深紅の目を持っている。都市部でも繁殖するタカとして知られ、つくば市内でも毎年、公園や住宅地などあちこちで営巣するのが見られ、森林総合研究所構内でも営巣したことがある。小さくても性格は勇猛で、主に小鳥類を捕えて餌とし、住宅地で繁殖するものはスズメなどを主食とする。また、卵や雛の捕食者であるカラスが巣に近づくと、果敢に攻撃して追い払う。そのため、やはりカラスを天敵とするオナガが集団でツミの巣の周りに営巣して、カラスに対する防御として利用することがある。

ツミ(タカ科)

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