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更新日:2010年6月1日

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自然探訪2005年7月 トウカエデうどんこ病

トウカエデうどんこ病(Oidium sp.)

植物の芽や葉が白く粉をふいたような状態になることがある。これをうどんこ病という。うどんこ病は世界でも非常に有名な植物病害の一つで、1万種以上の植物で発生が報告されている。この病気の原因は糸状菌で、症状が軽い時は特に問題にならないが、時として宿主の葉を枯死させてしまう。うどんこ病菌の種類数は非常に多いが、宿主範囲は狭いため、いくつかの種類は植物と共進化してきたと考えられている。写真はトウカエデのうどんこ病である。つくば市の街路樹に多数発生しており、梅雨の前後頃から被害が目立つようになる。

トウカエデうどんこ病

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