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更新日:2010年6月1日

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自然探訪2005年8月 カブトムシ

カブトムシ(Allomyrina dichotoma

今も昔も子供の人気者、夏の虫の代表格。つくば市にある森林総合研究所構内でもよく目にする。カブトムシはコガネムシの仲間で、幼虫時代は土中で堆肥や腐葉土などを食べて過ごす。雄の大きな角が、雌を巡る戦いに使われる武器であるのは有名。成虫の格好の餌であるコナラやヤナギの樹液の周りでは、カナブンなどいろいろな虫に混じって食事に没頭している姿をよく見かける。このカブトムシ、最近ではもともとすんでいなかった北海道に多発して、生態的に悪影響を起こすことが懸念されている。人間が本州から持ちこみ定着したといわれる。これもまた「外来種」問題である。

カブトムシ

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