森林昆虫研究領域

昆虫は地球上で最も種数の多い生物であり、森林は昆虫にとって非常に重要な生息場所といえます。森林昆虫研究領域では、これら森林に生息する多様な昆虫を対象にして、樹木に被害を与える昆虫を制御する技術の開発や、森林生態系を維持・保全するための生物多様性に関する研究を行っています。

研究員

【森林昆虫研究領域】	＜キーワード＞
高務淳（領域長）	害虫管理、多様性、ウイルス、微生物的防除
佐藤大樹（研究専門員）	害虫管理、冬虫夏草、昆虫病原菌、微生物的防除
【昆虫自然史情報担当チーム】
末吉昌宏（チーム長）	双翅目（ハエ類）の分類と形態、森林生物の種多様性、食用きのこ害虫の生態と防除
【みどりの外来昆虫対策担当チーム】
砂村栄力（チーム長）	害虫管理、化学生態学、外来種、森林
【昆虫生態研究室】
加賀谷悦子（室長）	森林昆虫学、分子生態学、穿孔性昆虫
藤井佐織（主任研究員）	土壌動物、分解、多様性、生態系機能
田村繁明（主任研究員）	昆虫生態学、穿孔性昆虫、侵入害虫
滝久智（併任）	多様性、管理、生態
【昆虫管理研究室】
浦野忠久（主任研究員）	天敵昆虫、森林昆虫、行動生態学、生物的防除
桐野巴瑠（任期付研究員）	樹木病害、昆虫便乗性線虫、分子相互作用
松本剛史（併任）	化学生態学、生理活性物質、生物間相互作用、セミオケミカル
佐藤重穂（併任）	森林保護、昆虫生態、鳥類群集

写真1：カシノナガキクイムシ(Platypus quercivorus）のオス成虫（左）と触角先端の電顕写真（右）

写真2：菌床シイタケ害虫リュウコツナガマドキノコバエの成虫（左）と、天敵線虫により死亡した幼虫（右）
写真3：近年サクラ、モモなどの樹木に被害を与えている侵入害虫クビアカツヤカミキリ

ツヤハダゴマダラカミキリによる被害や防除方法等に関する調査事業（R4政府等受託）
「広葉樹を食害する外来種ツヤハダゴマダラカミキリ情報」
変容する松くい虫対策技術を反映した新たな防除マニュアル（R1-R3、森林総研交付金プロジェクト1）
「マツ材線虫病にどう対処するか ―防除対策の考え方と実践―」
サクラ・モモ・ウメ等バラ科樹木を加害する外来種クビアカツヤカミキリの防除法の開発（H30～R3政府等受託）
「クビカツヤカミキリの防除法」
高品質シイタケ安定生産に向けた天敵利用によるケミカルレスな害虫激減技術の開発（H28～H30政府等受託）
「しいたけ害虫の総合防除改訂第2版」
関東地方のナラ枯れに対応した防除技術の開発（R1～R2森林総研交付金プロジェクト2）
「カシノナガキクイムシとその仲間 ―主要日本産ナガキクイムシ科（Platypodidae）簡易同定用写真集―（PDF：1,541KB）」
With/Postナラ枯れ時代の広葉樹林管理戦略の構築（R4～R6政府等受託）
「With/Postナラ枯れ時代の広葉樹林管理戦略（PDF：4,125KB）」
「ナラ枯れ跡地の広葉樹林更新（PDF：4,013KB）」