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多摩森林科学園2018年春の企画
「老大木を知る楽しみ」
多摩森林科学園では、春のサクラの時期に合わせて、毎年テーマを決めてサクラの展示を行ってきました。今年は古木・巨樹の桜に注目します。山梨県の「山高神代桜」や岐阜県の「根尾谷薄墨桜」がよく知られているように、古木や巨樹となるサクラがあります。一方、同じサクラでも'染井吉野'のように短命だと思われているものもあります。そこで、こうしたサクラの古木や巨樹に関わる話題を紹介します。
サクラ保存林には、国の天然記念物に指定されているような古木・巨樹に由来するものや、古くから伝わる'奈良の八重桜'や'不断桜'などの栽培品種があります。散策用に「古木・巨樹由来の桜」を紹介する桜めぐりマップを配布します。森の科学館では、古木・巨樹のサクラを紹介する解説パネルを設置し、寺澤秀治氏と中西一登氏による写真展「大桜、老い桜」をおこないます。
![]() 山高神代桜の実生(サクラ保存林) |
![]() 予野の八重桜(サクラ保存林) |
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寺澤秀治TERASAWAHideharu
主に風景写真を撮影するフリーランスフォトグラファー。雑誌などの依頼写真撮影の他に、五箇山生活館(富山県)などの展示写真を撮影。文学作品の舞台をテーマとした写真と文章を5年にわたり雑誌表紙に連載した。フォトライブラリJena(イエナ)メインカメラマン。
中西一登NAKANISHIKazuto
サラリーマンとして仕事をしながら桜の撮影を始めて22年。九州から北海道まで桜前線を追いかけること5回、桜花の華やかさやはかなさに魅力を感じます。これまでに国内で1400ヶ所以上の桜を見ましたが、これからもたくさんの名所・名木に出会いたいと思っています。
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案内図
紹介しているサクラ:根尾谷薄墨桜、開成山の桜など16栽培ラインの解説と園内の観察ポイント
2017:南国でも楽しめる桜
2016:知ると楽しい北海道の桜
2015:みやこの桜を愉しみましょう
2014:染井吉野をもっと楽しむ
2013:サクラ保存林で見る八重桜
2012保存林で見る東北の桜
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