保持林業の実証実験プロジェクト

調査内容

1. 生物多様性

対象分類群と調査方法

  1. 保持木 ‐ 毎木調査
  2. 草本植物 ‐ プロット調査
  3. 鳥類 ‐ センサス調査
  4. 森林昆虫(オサムシ・シデムシ・カミキリムシ類など) ‐ トラップ調査
  5. 底生動物 ‐ 底質サンプラー調査
  6. 菌根菌類 ‐ 土壌コア調査
  7. コウモリ類 ‐ 音声(エコロケーション)調査
調査対象種と調査手法の写真

図1 生物多様性調査
a: 保持木にとまるキビタキ、b: シャクジョウソウ、c: 保持木にとまるエゾフクロウ、d:アカアシクワガタ、 e: トドマツの根と菌根菌、f: カワゲラの一種、g: マレーズトラップ、h: 水生昆虫調査、i: ヤナギラン
(撮影者 a,i: 山浦悠一、 b,f,h: 長坂有、c: 河村和洋、d,g: 山中聡、e: 小長谷啓介)

2. 水土保全機能

調査方法

  1. 伐採区域10カ所程度、無施業区3カ所で水質調査(溶存無機イオン・溶存有機物)
  2. 自動記録計による年間流出量の把握
水度保全機能調査の写真

図2 水土保全機能調査
a: 水質調査、b: 自動採水機、c: 自動採水機、d: 水質調査(冬期)
(長坂有 撮影)

3. 木材生産性

3-1. 作業効率調査

調査方法

  1. 伐区ごとの日報調査・作業時間分析

3-2. 植栽木調査

調査方法

  1. 植栽木に標識、生残状況・樹高を調査
木材生産性調査の写真

図3 木材生産性調査
a: 伐採風景(群状保持)、b: 伐採作業風景、c: 植栽トドマツ苗、d: 作業道の新設
(撮影者 a,b,d: 長坂有、c: 山中聡)