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森林保険では、山火事により生じた森林の損害に備えることができます。
森林の火災は、その形態によって地表火、樹幹火、樹冠火、地中火に区分され、一般的には、地表火から樹幹火や樹冠火、地中火へと拡大していきます。
【地表火】落ち葉や枯葉などの林床にある可燃物が燃えるもの
【樹幹火】幹が燃えるもの
【樹冠火】枝葉全体が燃えるもの
【地中火】地中に堆積した有機質層が燃えるもの
一般に、スギやヒノキなどの針葉樹は樹皮が薄いため火に弱く、表皮を焦がす程度の火熱でも生理機能が低下して枯死することが多いと言われています。利用できない被害木が林内に放置されると病害虫が侵入しやすく、その後の造林や保育にも影響を及ぼすため、早期に伐倒除去等の処理を行うことが大切です。
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