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更新日:2023年12月13日
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(写真1)
(写真2)
ミズナラ(Quercuscrispulavar.crispula、ブナ科)
落葉樹林を代表する樹木です。秋の深まりとともに、ミズナラやブナで構成される落葉樹林は色鮮やかに変化していきます。カエデなどとちがい、ミズナラは葉を落とす前に黄色く色づきます(写真1)。四国では山深いところに行かないと生えておらず、ミズナラやブナが生えているところから少し山を登ると樹木の生えていないササ原になることが多いです。そのため、強い風や急斜面の影響を受けて、ミズナラの樹も高さを抑え込まれたようなものがよく見られます。矢筈峠から綱付森にいたる登山道沿いにあった写真2の個体は、大きく枝を広げた堂々とした樹形でした。細かな地形の起伏によって、比較的に穏やかな環境となっているのかも知れませんね。
2023年10月28日高知県香美市物部町(写真と文大谷達也)
写真1.黄色く色づいたミズナラの葉
写真2.堂々としたミズナラの樹形
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