共同研究（第4期中長期）

共同研究の構成

森林の水源涵養機能を高度に発揮させる技術の開発

• 熱帯モンスーン常緑林流域における水・土砂流出機構の解明と土砂流出予測 (2016～2020)
• カンボジア国メコン川の森林流域の水資源量の評価 (2015～2018)
• 熱帯季節林のパラドックスの解明：気候変動は同生態系の存続に影響を及ぼすか？ (2019～2021)
• 土壌水分供給能からみた極めて高い樹高を有する熱帯平地乾燥常緑林の成立条件 (2019～2021)
• 自然環境下のオゾン濃度の漸増が熱帯季節林の水利用効率に及ぼす影響の解析 (2020～2023)

長期観測による森林・林業への気候変動影響評価技術の高度化

• 東アジアにおける森林動態観測ネットワークを用いた森林炭素収支の長期変動観測 (2014～2017)
• 同位体年輪分析による落葉・常緑熱帯林の気象・生理的環境応答の長期変動履歴の解明 (2014～2017)
• 周極域森林生態系において蘚苔地衣類が炭素窒素循環に果たす役割と地域間差の評価 (2015～2019)
• 凍土融解深の異なる永久凍土林における地下部炭素動態の定量評価と制御要因の解明 (2016～2020)
• 環境考古学を応用した永久凍土の炭素動態復元と温暖化影響の検証 (2017～2019)
• 衛星観測データの解析技術等を活用したロシア極東における総合的かつ持続可能な森林情報システムの開発 (2017～2019)

生態系機能を活用した気候変動適応及び緩和技術の開発

• 熱帯林の劣化ステージに対応した土壌有機物の分解機構の解明 (2014～2017)
• 熱帯荒廃地の有機物蓄積プロセスを活用した土壌修復シナリオの最適化 (2014～2016)
• 気象衛星ひまわりを活用したアジア太平洋地域の林野火災準実時間観測 (2016～2017)
• 異なる気候帯に植栽されたチークの材質の変化と植栽適地の判定 (2015～2017)
• REDD＋推進民間活動支援に関する研究 (2015～2019)
• アマゾン熱帯林における低インパクト型択伐施業の可能性：樹種の成長特性に基づく検証 (2016～2018)
• 森林減少の影響を受けやすい住民の地理的分布を考慮した森林管理方策の検討 (2016～2017)
• 東南アジアの熱帯山地林と低地熱帯雨林樹木の高温・乾燥耐性の解明 (2016～2018)
• ベトナムの政策型人工林増加に対する木材加工産業の原木調達戦略 (2018～2020)
• 大径木択伐から始まる熱帯林の土壌劣化パターンと植生回復の関係 (2018～2022)
• ボルネオ熱帯林における伐採インパクトの違いが細根現存量の回復に及ぼす影響 (2018～2021)
• エチオピアで植栽されるアカシア類の共生微生物の解明とアグロフォレストリーへの応用 (2018～2020)
• 標高と森林タイプの違いを考慮した熱帯林動態に対するエルニーニョの影響評価 (2017～2019)
• 途上国住民の栄養改善に森林保全は寄与するか？ (2019～2023)
• 森林技術国際展開支援事業 (2020)
• アグロフォレストリーはバナナの土壌病害を防止できるのか？ (2020～2022)
• 熱帯林における外来種の侵入リスクの定量化と優占林分の機能評価 (2020～2022)

生物多様性保全等の森林の多面的機能の評価および管理技術の開発

• 熱帯林の二次林化が落葉分解過程に与える影響：機能形質と環境要因の気候依存性 (2014～2016)
• 衛星画像から熱帯雨林の生物多様性を推定するモデルの構築 (2014～2017)
• 生物多様性の保全を考慮した効率的な世界木材生産―国別生産量の生態経済学的最適化― (2017～2019)
• 衛星画像から広大な熱帯林の生物多様性を推定するモデルの開発と多様性情報の地図化 (2019～2021)

林木遺伝資源、バイオテクノロジー、国際協力等による育種・普及技術の開発

• ケニア国「気候変動への適応のための乾燥地耐性育種プロジェクト」(2012～2017)
• ケニア国「持続的森林管理のための能力開発プロジェクト」(2017～2021)