広葉樹林化のための更新予測および誘導技術の開発

・研究テーマの解説

主要課題

1. 更新予測技術の開発
  (1) ランドスケープレベルにおける適地判定技術の開発
    ・衛星画像データから広葉樹林化しやすいところ探る ─画像解析ソフトを使用した林相区分─(愛媛県林業技術センター)
    ・過去の土地利用方法がわかれば広葉樹林化適地がわかる(宮崎県林業技術センター)

  (2) 施業地レベルでの更新予測手法の開発
    ・人工林は広葉樹林から近いところほど種多様性の高い森になる?(東北大学)
    ・前生稚樹の密度は何によって決まるのか?(福岡県森林林業技術センター)
    ・カラマツ・トドマツ人工林に落葉広葉樹はどのくらい侵入しているのか?(北海道立林業試験場)
    ・どんな環境の人工林に落葉広葉樹は侵入できるのか?(北海道立林業試験場)
    ・広葉樹林から近い人工林ほど侵入しやすい(北海道立林業試験場)
    ・埋土種子があれば人工林は広葉樹林化できるのか?(北海道立林業試験場)
    ・列状間伐をした林に広葉樹は侵入しやすいのか?(北海道立林業試験場)
    ・どんなスギ・ヒノキ人工林が広葉樹化しやすいのか判定方法を探る(三重県科学技術振興センター林業研究部)
    ・どんな人工林が広葉樹林に導きやすいのか?(森林総合研究所四国支所)
    ・スギ・ヒノキ人工林内は間伐後にどのくらい明るいと天然更新できるのか?(森林総合研究所九州支所)

2. 誘導技術オプションの高度化
  (1) 遷移プロセスを利用した天然誘導技術
    ・ギャップの作り方で、広葉樹の侵入と定着を制御できる?(静岡大学)
    ・シカがいても成長する樹オオバアサガラ ─大型草食動物の常在地域における低嗜好性広葉樹の更新特性の解明─(東京農業大学)
    ・列状間伐をしたカラマツ人工林へ落葉広葉樹は侵入できるのか?(山梨県森林総合研究所)
    ・間伐の年数が経過すれば鳥が食べられた種子は増えるか?(山梨県森林総合研究所)

  (2) 更新作業による人工誘導技術
    ・シイやカシはどのくらい光合成をするのか? ─常緑広葉樹の生理生態的特性─(森林総合研究所)
    ・カシの実生は外生菌根菌に感染するとよく育つのか?(森林総合研究所九州支所)
    ・カラマツ林の下層植生には高木性広葉樹が含まれるのか?(長野県林業総合センター)
    ・菌類と樹木は助け合っているのか? ─共生微生物を活用した人工更新技術の開発─(三重大学、森林総合研究所)
    ・明るいほど光合成をする樹、中程度の明るさでよく光合成する樹(山梨県森林総合研究所)


  (3) 公益的機能を向上させる誘導技術
    ・抜き伐りすると地表面はどうなるのか? ─スギ林の下層植生と土砂移動─(秋田県森林技術センター)
    ・広葉樹林は土砂崩れを防げるのか? ─土砂受箱による土砂移動量調査─(山形県森林研究研修センター)
    


3. 施業モデルの開発
  (1) 検証システムの開発
    ・研究資料収集(資料一覧)(森林総合研究所)
  (2) 誘導施業モデルの作成と普及化
    ・広葉樹林化実現に向けて(森林総合研究所)